「楽天モバイルは安いけど、電波が不安…」「でも今の電話番号は手放したくない」——私もずっとそう悩んでいました。
その答えが、1台のiPhoneに2つの回線を入れる“デュアルSIM”でした。
この記事では、私が実際に使っている楽天モバイル×povoの2回線運用を、設定手順から日々の使い分けまで、子育てパパのリアルな体験としてまとめます。
※「楽天モバイル1本に完全に乗り換えたい」方は楽天モバイルをiPhoneで使う完全手順(eSIM乗り換え)をどうぞ。
先に結論|3つだけ押さえる
細かい設定の話に入る前に、結論から書きます。
今の電話番号はそのまま残せて、データ代だけを下げられます。
- 電話番号はpovoに置いておく。
基本料は0円のままです。 - ふだんのデータ通信は楽天モバイルにまわす。
3GBまでなら月1,078円。 - povoは、番号を残すために990円のトッピングをときどき買うだけ。
そして、いきなり2回線を完璧に設計しなくてかまいません。
まずは今の回線を残したまま、楽天モバイルを副回線として足すだけでも景色は変わりました。
我が家も、副回線のつもりだったほうが主役になっています。
始める前の不安を3つ消す
私が始める前に引っかかっていたのは、この3つでした。
設定が難しそう
iPhoneに2回線目を入れる手順は、大きく分けて3つ(細かく分けると5つ)です。
この記事の「設定する手順」にそのまま並べてあります。
安定したWi-Fiのある場所で作業すれば、つまずくところはほとんどありません。
今の電話番号を失わないか
番号はpovo側に残るので、失いません。
人に教えている番号はそのままで、データ通信だけを別の回線に移す形です。
結局、高くならないか
povoは使わない月なら基本料0円のままです。
楽天モバイルは使った分だけなので、あまり使わない月は勝手に安くなります。
ふだんの月がいくらになるかは、このあとの「使い分け」に実額を書きました。
そもそもデュアルSIMとは?楽天×povoが子育て世帯に刺さる理由

デュアルSIMとは、1台のスマホに2回線を入れて同時に使える仕組みのこと。
iPhoneならeSIM(内蔵型のSIM)を使えば、SIMカードを差し替えなくても2回線を持てます。
読者さん“デュアルSIM”って、なんだか難しそう…。
設定できるか不安です。



1台のスマホに回線を2つ入れるだけです。
番号はpovoで残して、データは楽天モバイル。
これで通信費がグッと下がります。
なぜ楽天モバイル×povoなのか。
ざっくり言うと、「楽天モバイルの“使った分だけ・上限あり”の安さ」と「povoで今の番号を維持できる安心」の“いいとこ取り”ができるからです。
- 楽天モバイル=データ通信のメイン。3GBまで月1,078円/〜20GBで2,178円/20GB超は3,278円で使い放題(すべて税込。子育て中の動画視聴も安心)
- povo=基本料0円で今の電話番号を維持。必要なときだけ「トッピング」でデータを足せる
私のリアルな構成|povoで番号維持・楽天モバイルがデータの主役
私の2回線はこうなっています。
- povo=もともとau時代から使っている電話番号を、そのまま引き継いだ回線。いわば“番号の保管役”。
- 楽天モバイル=当初は「副回線」のつもりが、定額でほぼ使い放題が便利すぎて、今では実質メインのデータ回線に。月のデータは3GB〜20GBくらいの範囲で使っています。
- iPhone 17は物理SIMを挿す場所がなく、2回線とも「eSIM」。以前のiPhone 13 miniの頃はpovoが物理SIM、楽天がeSIMでした。
つまり「副回線として足したはずの楽天モバイルが、いつの間にか主役になった」——これが正直なところです。
povoの番号を維持するために実際にやっていることは、別の記事にまとめています。


楽天モバイル×povoの「使い分け」ルール
2回線をどう役割分担しているか、私の実際のルールを公開します。



外で子どもに動画を見せたいとき、ギガってすぐなくなりそうですよね?



そういうときに足すのが、povoの24時間使い放題です。
普段は楽天で足りますし、必要なときだけ買えるのが便利です。
外で動画を見せてデータを使い切ってしまった失敗と、いまの決め方は外出先で子どもに動画を見せるときのギガ対策にまとめました。
24時間のトッピングを買うのは、長時間になりそうな日だけです。
① 普段のデータ通信は「楽天モバイル」
日常のネット・SNS・動画は楽天モバイル。
使った分だけ課金で上限があるので、使いすぎても青天井にならないのが安心です。
ちなみに私は3GB〜20GBに収まる月が多く、その場合は税込2,178円。
さらに家族も楽天モバイルを使っていて「家族割」が効くので、実際は月2,068円ほどで使えています。
自宅と職場のWi-Fiを使えば、データは意外と減りません。
② povoは「番号維持」と「保険」に徹する
- 180日ルール対策:povoは一定期間トッピングを買わないと回線が失効します。私は3GB/30日を定期的に買って番号を維持しています。
- 楽天モバイルの電波が弱い場所での“保険”として。
- Wi-Fiのない外出先で子どもに動画を見せたい時で、長時間になりそうな日だけ(年に1〜2回)、povoの24時間データ使い放題トッピングを購入。
節約のコツ:povoで3GB/30日を足した月は、楽天モバイルも3GB以内に抑えると、2回線あわせて月2,068円(楽天モバイルの家族割があれば1,958円)に収まります(実際に月2,000円台に抑えた体験談はこちら)。
\ データ無制限でも月3,278円 /
▶ 楽天モバイルの公式サイトiPhoneでデュアルSIM(eSIM2枚)を設定する手順
ここからは、iPhoneに2回線目を追加する一般的な流れです。
難しくはありませんが、安定したWi-Fi環境で作業するのがコツです。


- 各社の申し込みでeSIMを選択して発行してもらう(QRコード、または「eSIMクイック転送」で発行)。
- iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」から、案内にそって回線を追加。
- 追加した回線に「楽天」「povo」など分かりやすい名前(ラベル)を付ける。
- 「デフォルトの音声回線」を電話番号側(povo)、「モバイルデータ通信」を楽天モバイルに設定。ここが使い分けの心臓部です。
- 必要に応じて「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオン(メイン回線が圏外のとき自動で副回線に切り替わる)。


これで、電話番号はそのまま・データは安い楽天モバイル、という“いいとこ取り”が完成します。
機種変更でeSIMを引き継ぐときの注意(6回やった実体験)
iPhone 17のように物理SIMがない機種では、機種変時にeSIMをどう引き継ぐかが最初の関門です。
私は家族の分も含めて6回この作業を経験しました。
正直に言うと、1度だけ移行に失敗しました(2025年11月・iPhone 13 mini から iPhone 17 へ)。
原因は自宅のWi-Fiが、体感できないレベルで一瞬切れていたことでした。
画面にはWi-Fiのマークが出ていたので、まったく疑っていませんでした。
Appleサポートには2日にわたって相談しました。
リモート操作までして一緒に見てくれて、対応そのものは本当に神対応でした。
返答も早く、こちらの状況を丁寧に汲み取ってくれます。
それでも、原因の特定には至りませんでした。
Appleが悪いわけではありません。
端末を見ている限り、家のネットワーク機器が一瞬切れていることは見えないからです。
最終的に動いたきっかけは、ルーターとONUの再起動でした。
再起動したあと、データ転送はそのまま最後まで進みました。
なお、途中でeSIMが旧端末からも新端末からも見えなくなったのですが、こちらは楽天モバイルとpovoのサポートに相談して、旧端末へ戻す方法を教えてもらえました。
(参考にした手順動画はこちら)
この経験から、失敗しないためのポイントはこの3つです。
- とにかく安定したWi-Fiで作業する(eSIM移行・データ移行に備えて、安定したWi-Fi環境を用意する)。
- 移行中に案内されるeSIMは、移行案内で指示されない限り削除しない(消すと再発行が必要になり通信できなくなることも)。
- 動作確認が完全に終わるまで、古いiPhoneは初期化しない(トラブル時の命綱)。
この1回でいちばん学んだのは、端末を疑う前に、通信が切れていないかを確かめることでした。
つまずいた2日間の詳しい記録は、別の記事にまとめています。


見落としやすい落とし穴:発信すると、相手に別の番号が出ます
この構成でいちばん注意が必要なのが、ここでした。
私は人に教える番号をpovoのほうにしています。
ところがRakuten Linkアプリから発信すると、相手に通知されるのは楽天モバイルの番号です。
つまり教えた番号と、相手の画面に出る番号が違うという状態が起こります。
着信は教えたpovoの番号に来るので、受けるぶんには問題ありません。
さらに、デュアルSIMで通話に使う回線が楽天モバイル以外になっていると、Rakuten Linkからの発信が非通知になることがあるとされています。
この挙動と対処法は楽天モバイル公式のFAQに案内があります(2026年8月時点)。
正直に書くと、我が家ではこれが大きな問題になっていません。
知り合いへの連絡はLINEの通話でほとんど足りているからです。
ただ、電話をよく使う方にとっては無視できない点だと思います。
デュアルSIMのメリット・デメリット(正直に)
メリット
- 通信費を大きく下げられる(安い回線をデータのメインにできる)
- 今の電話番号を手放さずに済む
- 片方が圏外・障害でも、もう片方が“保険”になる
デメリット・向かない人
- 初期設定に少し手間がかかる(とはいえ一度きり)
- 2回線の管理・請求が2つになる
- 「難しいことは一切したくない」人は、無理に2回線にせず楽天モバイル1本に乗り換える方がラクな場合も
設定する前に確認しておくこと
デュアルSIMは便利ですが、申し込んでから「あれ、どっちを何に使うんだっけ?」となると混乱します。
先に役割を決めておくと、設定で迷いにくくなります。
- どちらを電話番号のメインにするか
- どちらをモバイルデータ通信のメインにするか
- eSIM対応のiPhoneか
- Wi-Fiが安定している場所で作業できるか
- Apple ID・各社アプリのログイン情報がわかるか
- 2段階認証のSMSをどちらの番号で受け取るか
特にSMSは見落としがちです。
銀行、証券、クレジットカード、SNSなどの認証に使っている番号を変える場合は、先に確認しておくと安心です。
設定後に必ず確認すること
設定が終わったら、通信できた時点で終わりにせず、次の動作確認までやっておくとトラブルを減らせます。
- 電話を発信できるか
- SMSを受信できるか
- Wi-Fiを切って、楽天モバイルで通信できるか
- 手動でpovoへ切り替えたときに通信できるか
- LINE電話やQR決済など、普段使うアプリが開くか
- my 楽天モバイル・povoアプリにログインできるか
- 翌月の請求で、古い回線や不要なオプションが残っていないか
私のように「povoを番号維持と保険」「楽天モバイルをデータの主役」と分けるなら、電話・SMS・データ通信を別々にテストするのが大事です。
うまくいかないときの切り分け
デュアルSIMで困ったときは、いきなりeSIMを削除しないでください。
まずは、どこで止まっているかを分けて確認します。
| 症状 | まず見るところ | 注意点 |
|---|---|---|
| ネットにつながらない | モバイルデータ通信がどちらの回線になっているか | Wi-Fiを切って確認する |
| 電話が別番号から発信される | デフォルトの音声回線 | 連絡先ごとの優先回線も確認 |
| SMSが届かない | 認証に使っている電話番号 | 金融系サービスは変更前に確認 |
| eSIM移行で止まる | Wi-Fiと旧端末の状態 | 古いiPhoneを初期化しない |
それでも解決しないときは、自己流で削除や再発行を繰り返すより、Appleサポートや各社サポートに確認したほうが早いです。
この構成が向いている人・向かない人
3年半続けてみて、はっきりしたことがあります。
向いている人
・今の電話番号を変えたくない人
・回線が1つ増える管理をいとわない人
・楽天モバイルがつながりにくい場所へ行くことがある人
向かない人
・とにかく毎月を最安にしたい人。
その場合はpovoをメインにして、楽天モバイルを安い料金帯に抑えるほうが下がります。
ただし毎月トッピングを判断する手間はかかります。
・iPhone XR/XS〜12をお使いの人は、物理SIMとeSIMの組み合わせになります(2つのeSIMを同時に使えるのはiPhone 13以降)。
我が家は楽天モバイルをメインにして、povoは番号を残すために3〜4か月に1回トッピングを買う形です。
ここは使い方や性格の問題だと思っています。
どちらが正しいという話ではありません。
よくある質問(FAQ)
\ データ無制限でも月3,278円 /
▶ 楽天モバイルの公式サイトまとめ:楽天モバイルを副回線から試し、わが家は通信費を見直せた
📝 この記事のまとめ
✅ 電話番号はpovoに置いておく(使わない月は基本料0円)
✅ ふだんのデータ通信は楽天モバイル(3GBまで月1,078円/〜20GBで2,178円)
✅ povoは180日ルール対策で、ときどきトッピングを買って番号を守る
✅ まずは今の回線を残したまま、楽天モバイルを副回線として足すだけでOK
楽天モバイル×povoのデュアルSIMは、「今の番号を守りながら、データ代を安くする」という子育て世帯にうれしい選択でした。
副回線のつもりが主役になったくらい、楽天モバイルの安さと使い放題は日常で効いています。
3GBまで月1,078円、たっぷり使う月でも〜20GBで2,178円。
まずは“試しに副回線として足す”だけでも、通信費の景色は変わります。
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